禁煙外来

禁煙外来

禁煙外来禁煙を「やめたい」という意思だけで行うことは、辛いものです。たばこは依存性が高いものなので、気合だけでもなかなかやめられません。
当院には、禁煙のお悩みを抱えて来院される方もたくさんおられます。患者さまの禁煙が達成できるよう、禁煙時での不安・お悩みが解消できるよう、精一杯サポートしていきます。
1人で禁煙を行うのがつらくなりましたら、お気軽にご相談ください。
「今日も禁煙できた!」という成功体験を少しずつ積んでいくことで、禁煙は成功していきます。
京都市右京区のふくおかクリニックでは、禁煙補助薬(飲み薬・貼り薬)による治療をもうけており、禁煙をしたい方のお手伝いをしております。禁煙を望む方はお気軽にご相談ください。

禁煙外来で保険が適用される対象者

平成28年度(2016年度)に、若年層のニコチン依存症患者にもニコチン依存症治療ができるよう、対象患者の保険適応の条件が緩和されるようになりました。

2021年度時点において、保険適応内になる条件は以下の通りです。

34歳以下の方は4項目、35歳以上の方は5項目すべてを満たす場合に禁煙治療の保険適応となります

※横にスクロールできます。

項目 34歳以下 35歳以上
二週間以内に禁煙治療を開始しようか検討している
TDS(ニコチン依存症スクリーニングテスト)の点数が10点満点中、5点以上獲得している
禁煙治療を受けることを文書で同意している
過去1年以内に健康保険を用いた禁煙治療を受けたことがない
ブリンクマン指数(一日当たりの喫煙本数×喫煙年数)が200以上 ×

なぜ禁煙すると辛いの?

なぜ禁煙すると辛いの?

「なかなか禁煙できない、気合が足りないのかな……」 「禁煙前のクセでたばこを吸ってしまった」

禁煙は自分の気合や思いだけで成功することは難しいです。禁煙に失敗してしまう原因はおもに、心理的な依存(ストレス解消・口さみしさ・習慣など)と身体的依存(ニコチン依存)の2つです。これらの依存をご自身だけで解決することは大変なので、決して自身を責める必要はありません。それだけ、たばこに含まれるニコチンには強い依存性があります。

二人三脚で乗り越えましょう!

二人三脚で乗り越えましょう!

乗り越えよう!「訪れる禁煙の辛さ」

治療開始から2~3日ほどは離脱症状がひどくなりやすいです。この辛さのピークを迎えることを、初めの目標にしましょう。

乗り越えよう!「吸いたくなる場面・場所」

禁煙補助薬の服用以外にも、対策を取ることはかなりあります。例えば、「脂っこい食品を避ける(脂っこい食品を食べると喫煙したくなると言われています)」ことをはじめ、喫煙しやすいタイミングを避けることも重要です。例えば今まで、コーヒーを飲んだあとにたばこを吸っていた方の場合、コーヒーを飲むと条件反射で喫煙してしまう傾向にあります。飲み会でたばこを吸っていた方の場合は、お酒を飲むと喫煙したくなるけいこうにあります。今まで吸っていたシチュエーション・タイミングを把握して避けることによって、禁煙を守りやすくなります。ご自身がどういった場面で吸いたくなるのかを、一度振り返ってみましょう。

乗り越えよう!「辛くなったら医師へ相談」

安心して禁煙の辛さを相談できる環境・相手に巡り合えることはなかなかありません。喫煙したことがない知り合いに相談しても理解を得てもらうのは難しいですし、喫煙者に相談すると喫煙を誘ってくるケースもあります。
そのため、もし禁煙治療がお辛いと感じましたら、当クリニックまでご相談ください。些細なお悩みでも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。
医師目線でのアドバイスをお伝えしますので、気兼ねなく連絡して、一緒に乗り切っていきましょう。

禁煙後の身体の変化

【時間単位】 身体の変化

禁煙開始直後

タバコを吸い終えた瞬間から、身体は喫煙による変化を元に戻すための活動をはじめます。
有害物質によるダメージの回復も、この辺りからすでに開始しています。
禁煙をはじめることで、家族や恋人、友人・同僚など、周りの大切な人を、タバコの煙から守れます。

20分後

禁煙開始から20分経過すると、体はダメージからの回復しようと動きます。
ニコチンによって収縮していた血管が元に戻るように、血圧・脈拍、体温が元通りになるよう活動し始めます。 この時間からニコチン減少によって禁断症状が動き始め、集中力の低下やイライラ、喫煙したい気持ちなどが起きやすくなります。

8時間後

タバコによって増加していた血液中の一酸化炭素の減少がはじまり、酸素濃度が上昇します。ちなみに、酸素濃度が高まると呼吸が楽になります。
低下していた運動能力も回復すべく動きだします。
仕事後や食事後の一服が習慣化された人は、この段階から禁断症状と戦い始めます。
人によっては、この時点で禁煙を諦めてしまう方も現れます。「禁煙」は、まだこれからです。

24時間後

タバコによって増加していた血液中の一酸化炭素が正常に戻ります。
肺の浄化作用が開始され、血圧が元通りになることで心臓発作のリスクも低下していきます。
禁煙から24時間経過すると、離脱症状がもっとも辛くなるピーク期間が始まります。
「昨日、一日我慢できたのだから」「もう一日、頑張ろう」と自分を激励して、「タバコを吸いたい」という気持ちから解放されましょう。

【日/月単位】 身体の変化

2日後

今まで鈍っていた嗅覚や味覚、胃の働きの正常化が始まります。
味覚が元通りになるので、食べ物がとても美味しく感じやすくなります。
この時期は食欲増加が起きやすいので、食べ過ぎ飲みすぎによる体重増加には注意しましょう。
※)禁煙者の80%の方は、禁煙してから2~3kg体重が増える傾向にあります。そのため禁煙開始直後の体重増加はあまり気にせず、禁煙を優先させましょう。禁煙状態が安定してからダイエットを行えば大丈夫です

3日後

肺活量・気管支の機能が元通りになるため、運動機能が大きく回復する時期です。
特にランニングなどの運動を試してみると、運動機能が回復してきていることに実感が持てます。
ニコチンが体内から完全に抜けきり、離脱症状も以前より落ち着きます。
この時期の離脱症状を乗り切れば、「喫煙したい」気持ちもどんどん薄れてきます。
健康のために、未来のために、離脱症状を乗り切りましょう。

1~2週間後

ニコチンによって低下していた睡眠の質が改善し、熟睡しやすくなります。
アセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の機能が正常化するため、質の高い睡眠ができるようになります。睡眠の質が良くなるので、すっきりした状態で起床できるようになります。
特に、昼間の睡魔や寝起きの悪さ、睡眠不足に悩まされてきた方は、睡眠の質の改善を実感できるかもしれません。本当によく頑張りました!

ニコチン依存症による離脱症状は、この頃から急激に落ち着いてきます。
循環機能が回復するため、心臓・血管の動きが回復します。
冷え性だった方も、手足の冷えが緩和され、肌荒れが改善してきます。
肌のハリ・ツヤ・透明感が現れてくるため化粧のりも改善され、メイクが楽しく感じられます。

1カ月~9カ月後

離脱症状が軽減されるので、日常生活を快適に過ごしやすくなります。
かぜやインフルエンザ、心筋梗塞、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの発症リスクが減少します。
ここまでの段階まで到達しましたら、「禁煙の第一段階を成功した」と言えます。
ただし、油断は禁物です。禁煙に慣れたり自信過剰になってしまったりすると、また喫煙してしまうこともあります。
再度喫煙してしまうと「脳内報酬回路」がまた働いてしまい、吸う量が増えてしまいます。

【年単位】 身体の変化

1年後

軽度・中等度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)のある方の場合、肺機能の改善が現れます。
咳・痰、息切れなどが改善されます。
身体のだるさや疲れやすさも改善し、体力が向上します。
体力向上によって、風邪などにかかりにくくなります。
「禁煙に成功している」と言えますが、この状態でも「脳内報酬回路」は生き残っています。気を抜かずに、禁煙を習慣にしましょう。

2年~4年後

狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞のリスクが減少します。

5~年後

ここまで禁煙が継続できた方は、肺がん、虚血性心疾患や脳硬塞などの発症リスクが減少します。この調子で禁煙を継続しましょう。

禁煙補助薬について

禁煙補助薬の種類

禁煙補助薬には、ニコチンガム、ニコチンパッチ、そして内服薬の3種類があります。
ニコチンガムとニコチンパッチは微量のニコチンを補うことで、禁断症状の辛さを軽減していくものです。しかし、内服薬「チャンピックス」には、ニコチンは一切含まれていません。脳内のニコチン受容体(ニコチンを取り込む受け皿みたいなもの)をブロックして、体内に取り込まれたニコチンによるドーパミン(タバコを美味しいもの、喫煙は気持ちがいいものだと思わせる、快感を生む物質)の反応を鈍くさせる効果があります。そのため、ニコチンガムとニコチンパッチといった、ニコチン代替療法とはまったく異なる薬です

飲む禁煙補助薬「チャンピックス」の特徴

「チャンピックス」は、1日に2回、必ず食後に服用してください。3ヶ月服用し続けることで、治療が完了します。最初の7日間は禁煙準備期間なので少量の服用から始めていき、だんだん増量していきます。この間は、喫煙を続けながら服用することも可能です。服用8日目から、本格的に禁煙を始めます。

  • タバコが前よりおいしいと思えなくなる
  • 禁断症状が軽減される
  • ニコチンガム、ニコチンパッチを使用したときと比較すると、禁煙の成功率が上昇します。統計データによりますと、3人に2人が成功していることが報告されています。
貼る禁煙補助薬「二コチネルTTS」の特徴

ニコチン量を徐々に減らすための張り薬です。ニコチンは依存性が高いので、いきなり徹底的な禁煙をしてしまうと挫折へと繋がってしまいます。
そのため、無理なく禁煙の習慣を作ることが大事です。微量のニコチンが含まれているニコチネルTTSを用いることで、ニコチンの摂取量を少しずつ減らしていきましょう。

通院スケジュール

通院スケジュール

初回受診で禁煙開始日を決め、その日から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診いただきます。 初診時には「問診」「ニコチン依存症を判定するスクリーニングテスト」「呼気中の一酸化炭素濃度の測定」を行ったあと、「保険の適用」「禁煙の意志」「禁煙補助薬の選択」を確認した段階で、禁煙治療を開始します。禁断症状で辛くなったときは、スケジュールに関係なくお気軽にご相談くださいませ。

※保険適用は12週目までとなっております。

禁煙外来の費用

禁煙外来の費用

種類 3割負担 1割負担 自費(全額自費負担)
チャンピックス 約13,000円 約4,300円 約43,000円
ニコチネルTTS 約19,000円 約6,300円 約63,000円

※費用には禁煙外来の診察台・処方箋/処方薬代が含まれます。
※約12週間(来院計5回)の診療費用が合計の目安です。

TOPへ戻る
075-873-7700075-873-7700 WEB予約WEB予約