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2026.03.04

春の花粉症と、体の巡りのはなし

春は、植物が芽吹く季節です
土の中で静かに力を蓄えていたものが、一気に上へ上へと伸びていきます。

中医学では、人の体も同じように、春はエネルギーが上に向かって動く季節と考えます。冬のあいだ、内にこもっていた力が、外へ広がろうとします。本来は自然な変化ですが、体の土台が整っていないと、その動きに振り回され、不調としてあらわれることがあります。

 

京都市右京区でも、3月に入り花粉症の症状で受診される方が増えています。

鼻づまり目のかゆみくしゃみ鼻水といった典型的な花粉症症状に加え、

・動悸が気になる
・血圧が不安定になる
・なんだかイライラする
・眠りが浅い
・頭が重い

といった全身症状を訴えられる方も少なくありません。

花粉症はアレルギー性鼻炎のひとつであり、抗アレルギー薬による治療が基本となります。

毎年症状が強く出る方は、花粉が本格的に飛散する前から治療を開始することで、シーズン中の症状を軽減できる場合があります。

 

当院は循環器内科を中心とした診療を行っていますが、春は自律神経が乱れやすい季節でもあります。寒暖差や生活環境の変化が重なり、血圧の変動や動悸の増加など、循環器症状が不安定になる方もいらっしゃいます。

中医学では、春は「肝」の気が上にのぼりやすい季節と考えます。このエネルギーの上昇が強くなりすぎると、鼻や目など上半身に症状が出やすくなったり、気分の浮き沈みが起こりやすくなったりします。

そのため春は、「気の巡りを整えること」が大切になります。

 

おすすめは、酸味のあるものと、少し苦みのある春野菜を取り入れた食事を摂ることです。
菜の花や春菊などの苦みは、春の高ぶりやすい体を落ち着かせる助けになります。酢の物やレモンなどの酸味も、巡りを支える食材です。

難しい薬膳料理は必要ありません。
日々の食事に一品加えるだけでも、体の土台は少しずつ整います。

ただし、花粉症の症状が強い場合は医療機関での適切な治療が必要です。

京都市右京区で花粉症治療や循環器内科をお探しの方は、症状が悪化する前の受診をご検討ください。

 

ふくおかクリニックでは、抗アレルギー薬による治療に加え、体質や症状に応じた漢方のご相談も行っています。西洋医学と東洋医学の両面から、春の体調管理をサポートしています。

春は、本来のびやかな季節です。
花粉症や春の体調不良が気になる方は、早めにご相談ください。

 

【執筆者】

看護師