春は、植物が芽吹く季節です
土の中で静かに力を蓄えていたものが、一気に上へ上へと伸びていきます。
中医学では、人の体も同じように、春はエネルギーが上に向かって動く季節と考えます。冬のあいだ、内にこもっていた力が、外へ広がろうとします。本来は自然な変化ですが、体の土台が整っていないと、その動きに振り回され、不調としてあらわれることがあります。
京都市右京区でも、3月に入り花粉症の症状で受診される方が増えています。
鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水といった典型的な花粉症症状に加え、
・動悸が気になる
・血圧が不安定になる
・なんだかイライラする
・眠りが浅い
・頭が重い
といった全身症状を訴えられる方も少なくありません。
花粉症はアレルギー性鼻炎のひとつであり、抗アレルギー薬による治療が基本となります。
毎年症状が強く出る方は、花粉が本格的に飛散する前から治療を開始することで、シーズン中の症状を軽減できる場合があります。

中医学では、春は「肝」の気が上にのぼりやすい季節と考えます。このエネルギーの上昇が強くなりすぎると、鼻や目など上半身に症状が出やすくなったり、気分の浮き沈みが起こりやすくなったりします。
そのため春は、「気の巡りを整えること」が大切になります。

菜の花や春菊などの苦みは、春の高ぶりやすい体を落ち着かせる助けになります。酢の物やレモンなどの酸味も、巡りを支える食材です。
難しい薬膳料理は必要ありません。
日々の食事に一品加えるだけでも、体の土台は少しずつ整います。
ただし、花粉症の症状が強い場合は医療機関での適切な治療が必要です。
京都市右京区で花粉症治療や循環器内科をお探しの方は、症状が悪化する前の受診をご検討ください。

春は、本来のびやかな季節です。
花粉症や春の体調不良が気になる方は、早めにご相談ください。
【執筆者】
看護師



















