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2026.03.18

花粉症と心臓って関係あるの?知っておくと安心な意外なつながり

花粉症の時期、鼻水や鼻づまり、目のかゆみといった症状に悩まされる方は多いと思います。一方で、「なんとなく体がだるい」「疲れが抜けない」「ドキッとする感じが気になる」「この時期は血圧が高めと言われる」といった、はっきり言葉にしにくい不調を感じる方も少なくありません。

私自身も花粉症があり、予防を怠ると副鼻腔炎を起こしやすい体質です。鼻づまりが続くと呼吸がしづらくなり、眠りが浅くなったり、日中のだるさを強く感じたりします。こうした状態が続くと、「いつもと違う」と感じる体の変化として、動悸や血圧の変化に気づくことがあります。

花粉症は鼻や目の症状が中心と思われがちですが、症状が続くことで、体全体の調子に影響が出ることもあります。

【症状セルフチェック】

花粉症の時期、こんな変化はありませんか。

・鼻づまりで息苦しさを感じる
・動悸が気になることがある
・夜、咳や鼻水で眠りが浅い
・薬を飲んだあとにドキッとする
・花粉の時期は血圧が高めと言われた

これらは必ずしも心臓の病気を意味するものではありません。
ただし、体に負担がかかっているサインとして知っておくことは大切です。

【病気・状態のやさしい解説】

花粉症とは、花粉に対する体のアレルギー反応です。くしゃみや鼻水といった症状だけでなく、体の中では炎症反応が続いています。

鼻づまりが続くと呼吸が浅くなり、睡眠の質が低下しやすくなります。睡眠不足や疲労感が重なることで自律神経のバランスが乱れ、体が緊張しやすい状態になりがちです。その結果として、動悸を感じたり、血圧が一時的に高くなったりすることがあります。

ここで大切なのは、花粉症そのものが心臓の病気を引き起こすという意味ではない、という点です。花粉症による体のだるさや生活リズムの乱れが、体の負担として表に出てくる、という捉え方になります。

【ふくおかクリニックでのサポート】

ふくおかクリニック(京都市右京区)では、内科・循環器内科の診療を行いながら、花粉症に関するご相談にも対応しています。

「この動悸は花粉症の影響なのか」
「花粉症の薬を飲みながら、血圧の薬は続けてよいのか」

といった日常の疑問についても、一つずつ整理しながらお話を伺います。症状の経過や生活の様子を丁寧に確認し、必要に応じて医師や他職種と連携します。

花粉症の治療というと抗アレルギー薬を思い浮かべる方が多いかもしれません。当院でも、症状に応じた抗アレルギー薬による治療を行っていますが、それだけに限らず、体質や経過をみながら漢方薬での対応を行うこともあります。

眠気が気になる方、症状が長引きやすい方、毎年同じ時期に体調を崩しやすい方など、それぞれの状態に合わせて選択肢を考えていきます。どの治療が合うかを一緒に整理しながら進めていくことを大切にしています。

【今日からできるセルフケア・生活の工夫】

花粉症の時期に、体への負担を減らすための工夫です。

・症状は我慢せず、早めに対策する
・鼻づまりが強い日は無理をしすぎない
・夜は加湿などで呼吸を楽にする
・眠れない日が続くときは相談する
・薬の副作用が気になったら自己判断で中止しない

無理をせず、頼ってよいタイミングを逃さないことが大切です。

【まとめ・受診へのご案内】

花粉症は鼻や目の症状が中心ですが、体のだるさや睡眠不足を通して、動悸や血圧の変化として感じられることがあります。
体の変化に目を向け、我慢を重ねないことが、結果的に体を守ることにつながります。

気になる不調があれば、早めに相談してください。

 

【執筆者】
看護師