はじめに
毎日、急激な気温と湿度の変化で「息切れがしやすい…」「動きにくい…」と感じる方も多いはず。臨床検査技師の私も、暑さで体調を崩しやすくなったと実感しています。こうした中、心臓ドックで、見落としがちな心疾患リスクをで早期にチェックする価値は大きいです。この記事では、「心臓ドックを受けた方がいい人」や日常での心臓ケアポイントを暑さ対策も交えて丁寧にご紹介します。
こんな方におすすめ【症状チェック】
✔ 高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病がある
✔ タバコを吸っている
✔ ストレスが多く感じる日々を送っている
✔ 50歳以上で心臓検査を受けたことがない
✔ 暑さや湿度で息苦しい、胸が圧迫感をある
✔ 動悸やむくみ、夜間頻尿などが気になる
→ 1つでも当てはまる方は要注意!
心臓ドックで「そっと進行している異常」を早期発見する検査を検討しましょう。
心臓ドックとは?
心臓ドックは、心臓病(心疾患)に特化した健康診断です。
主に・血液検査・心電図・心臓超音波(エコー)・運動負荷試験などを組み合わせて行います。
日本循環器学会によると、生活習慣病・家族歴(家族に心臓病の方がいる)・喫煙・ストレスが複数該当するとリスクが高く、50歳以上で未検査の方は特に検討されます。
早期段階で発見すれば、生活改善や薬による予防で重症化を防げます。
健康診断の目的
- ①病気の発症を未然に防止すること
- ②早期治療による重症化の防止
を目的としていますが、通常の健康診断の検査項目では特に、
①病気を未然に防止すること(リスクを拾い上げること)には限界があります。
心臓ドックではこうした心臓病を未然に防ぐことが可能な検査項目を取り揃えており、
心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全・弁膜症などの早期異常を発見します。
費用と所要時間
- ・採血検査以外は当日に結果説明が可能なので、後日改めて来院する必要はありません。
- (採血結果を含めた検査結果は10日前後で郵送にて送付させていただきます。)
当院でのサポート
当院では、内科・循環器・外科・漢方内科・心臓リハビリに対応し、検査に関しては臨床検査技師が即日で超音波検査を実施し、当日に結果がわかる体制をとっています。
心臓ドックで異常が見つかった場合には専門医・看護師・理学療法士・管理栄養士によるチーム医療体制で、初診からフォロー体制が万全です。
完全予約制外来でお待たせせず、駐車場・駐輪場を完備。
心臓ドックに必要な各検査(心電図、血液、超音波、運動負荷試験など)はもちろん、管理栄養士の栄養指導や心臓リハビリ指導も組み込めます。
暑さや湿度で体調を崩しやすい季節こそ、当クリニックのサポートで安心して検査を受けていただけます。
セルフケア・生活の工夫
- 1️⃣.こまめな水分・塩分補給:体温管理と血液循環を支えます。
- 2️⃣.涼しく休める環境の工夫:エアコンの併用や休憩時の涼感グッズ活用し、疲労の蓄積を防ぐ。
- 3️⃣.規則正しい生活習慣:高血圧や糖尿病対策に不可欠です。
- 4️⃣.軽い運動習慣:1日20〜30分のウォーキングやストレッチで血行促進。
- 5️⃣.禁煙サポート:動脈硬化予防につながります。
- 6️⃣.定期的な健康チェック:年1回の心臓ドックが生活習慣改善のきっかけに。
急な暑さで心拍が高まることもあります。セルフケアを通じて心臓にかかる負担を軽減しましょう。
まとめ・受診へのご案内
心臓ドックは 「まだ大丈夫」と思っている今こそ受けたい検査 です。
心臓ドックは、生活習慣病・家族歴・ストレス・50代以上の方にとって、重い病気を未然に防ぐ大切な健康チェックです。特に暑さや湿度で体調を崩しやすい今の季節、早期発見が安心への一歩になります。ぜひ当院へご相談ください。心臓の健康を一緒に守りましょう。
【執筆者】 臨床検査技師